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EastWest Play オーバービュー

EastWest(イーストウェスト)は 1988 年に創設された、先進性と飽くなきクォリティを追求する、トッププロデューサーによる業界標準のソフトウェア音源を供給するリーディングカンパニーです。これまでEastWestは、業界で定番となったサンプリングCDやソフトウェア音源を数々リリースし、その多くは大きな成功と高い評価を得ています。

世界最高のソフトウェア音源としてハリウッド映画音楽界をはじめ、世界中の偉大なプロデューサーたちから支持されているEastWest Virtual Instruments。これらのサンプルライブラリーは全て“Play”と呼ばれる再生エンジン上に読み込まれ、演奏、MIDI入力が行われます。“Play 5”には、アンプエンベロープ、アーティキュレーション(奏法)、マイクポジションを変更する機能の他に、積極的な音作りに使用できるFXプラグインが内蔵されています。

“Play”は最高品質のオーディオエンジンと強力なエフェクトが搭載された、EastWest Virtual Instrumentsのための専用の再生エンジンです。 3つのメインビューを中心に設計されたインタラクティブなインターフェイスは、各Playライブラリに不可欠なコントロール機能を提供します。ロードされた音色によってグラフィックインターフェイスが変化することも特徴的で、各ライブラリのユニークなニーズに対応するように画面上に一連のコントロールが表示されます。PLAYライブラリーは各コレクション、音源で70以上の賞を受賞しており、EastWestの広大なバーチャルインストゥルメントコレクションは、業界をけん引する高度なサンプリングを実現しています。オーケストラからロック、エスニック、エレクトロニック、それら以外にも多様な楽器のサンプリングライブラリを構成しています。

 

PlayのMixerビュー


「ミキサー」ビューでは、現在のPLAYのインスタンス内のすべてのチャンネルの出力を表示および制御できます。 ここでは、ラウドネスとパンの位置をコントロールしたり、MIDIチャンネルとオーディオ出力チャンネルの指定を行うことができます。 また、各チャンネルをミュート、ソロにすることもできます。 Playのミキサービューを使用することで、異なる製品の音色を自由にミックスし、ユーザー独自の音響を作成することが可能です。

 

FXプラグイン


ミキサービューの各チャンネルに搭載されているFXボタンをクリックすると、エフェクターの設定画面が表示されます。
SSL(Solid State Logic)社のコンソールを忠実に再現した“SSL / EW-FX Global Suite”、数多くのテクノ、ベースミュージック、エレクトロニカのアーティストも使用しているOhmForce社製のディストーションエフェクト、“Ohmicide”、また、アンプシミュレーター、コンボリューションリバーブといった多彩なエフェクターがPlay 5に全て搭載されています。細かい音の調整から、原音の印象を変化させるほどの過激なエディットまで柔軟に対応します。

 

SSL’s EQ & Dynamics Channel Strip Plug-in

 

InputセクションのGainノブを回して、入力オーディオ信号のレベルをコントロールします。 ポストゲイン信号レベルは左側のメーターで確認できます。 おおよその目安として、「-6」の黄色のインジケータが時々点灯する程度にレベル調整すると良いでしょう。Øボタンを押すと、入力信号の位相が反転します。

 

 

出力セクションはオーディオ処理の最後のステップです。 Gainノブは出力信号のオーディオレベルをコントロールします。 このレベルを最後に調整して必要な信号のラウドネスを設定します。 ここでは、入力セクションと同様に、黄色と赤のインジケータライトが搭載されています。

 

 

フィルタコントロールは2種類のフィルタにアクセスできます。黒いノブは、18dB /オクターブ・ハイパス・フィルター(20Hz〜500Hz)をコントロールします。 これを使用してオーディオから低い周波数を除去します。 紫色のノブは、12dB /オクターブのローパスフィルター(3kHz〜22kHz)をコントロールします。 これを使用して、より高い周波数を除去します。
いずれかのノブを完全に左に回すと(OUTに合わせる)、フィルターがオフになります。 どちらか一方(または両方)を時計回りに回すと、フィルターの周波数が下がります。

 

EQセクションには4つのバンドがあり、セクションごとにノブの色が異なります。 すべてのバンドはゲインと周波数コントロールを持っています。 低域(LF)と高域(HF)の帯域はデフォルトでは無効になっていますが、ベル(Bell)ボタンを押すとベル型のカーブ(パラメトリック)に切り替えることができます。 Bellオプションを使用すると、EQカーブの正確な形状をより詳細に制御できます。 ロー・ミッド(LMF)バンドとハイ・ミッド(HMF)バンドには、他のものに加えてQコントロール(変更されたカーブのシャープネスを調整する)があります。
中央のEボタンは、SSLコンソールの“Gシリーズ”と“Eシリーズ”間のEQエミュレーションを切り替えます。

 

 

ダイナミクスセクション

このセクションは、CompressorコントロールとNoise Gate / Expanderコントロールの両方で構成されています。どちらのセクションも独立して動作しますが、同時にも動作させることができ、信号レベルの高度な制御が可能です。


コンプレッサー:
左側には、コンプレッサーを制御するための3つの青いノブ(スレッショルド、リリース、レシオ)があります。コンプレッサー/リミッターを作動させるにはRatioノブを回します。

ノイズゲート/エキスパンダー:
Noise Gate / Expanderを有効にするには、Rangeノブを回してその範囲がゼロにならないようにします。 ダイナミクスセクションの中央の右側にある緑色のインジケータは、入力されるゲインの減少量を示します。
デフォルトでは、Noise Gate / ExpanderセクションはGateとして機能します。 Expanderに切り替えるには、Expスイッチをクリックします。

 

SSL’s Transient Shaper Plug-in


トランジェントシェイパープラグインは、ドラムのヒット(またはノート)の開始時に、シグナルのアタック部分の振幅を増加させることで音量を増やすことができます。

 

Convolution Reverb


Play 5に搭載されているコンボリューションリバーブは、7年間もの歳月を費やし収録したインパルスレスポンスデータを使用しています。収録されているインパルスレスポンスは、EASTWEST Symphonic OrchestraのHallを含むコンサートホール、教会や大聖堂、倉庫、更にはヴィンテージプレートリバーブなど多岐に渡ります。リアリティを徹底的に追求した各楽器の特性に合わせた多様なインパルスレスポンスデータが収録されており、音源に真のステレオリバーブを付与することが可能です。

 

SSL Stereo Bus Compressor


SSL Stereo Bus Compressorは、XL 9000 Kシリーズコンソールのステレオバスコンプレッサをリファレンスしたもので、独自のサウンドは音楽業界で伝説となっています。高品質のステレオ圧縮を提供し、オーディオ信号のダイナミックレンジを精密に制御します。コンプレッサーのUIは、上の図のように、1つのVUメーター、5つのノブ、1つのボタンで構成されています。

 

EastWest Amp Simulator


EastWest Amp Simulatorは、ディストーションとリアンピングの特性を備えています。予め約80種類のプリセットが用意されており、パラメータをさらに調整、操作することができます。
アンプは、Marshall、Mesa Boogie、Vox、Roland、Aguilar、Ampegなど、マイクは、AKG、Shure、EV、SENNHEISERなどをリファレンスしています。ナチュラルなサチュレーションドライブから過激な歪みまでをカバーでき、また、スピーカーを通して音を鳴らした際の空気感も再現します。

 

Ohm Force Ohmicide


Ohmicideは高度なマルチバンドダイナミクスとディストーションを制御するエフェクトプロセッサです。Skrillex、Nine Inch Nails、Prodigy、Chemical Brothersなど著名なアーティストも使用しており、4つのバンドごとに、歪み、サチュレーション、バンド幅、ゲート、およびフィードバックのパラメーターを制御します。Ohmicideは、僅かなテープサチュレーションから騒々しいオーバードライブまで、様々なディストーションエフェクトを生成することができます。

Playは単なるオーディオエンジンではありません。前述した強力なエフェクトプラグインを使用することでPlayライブラリーを詳細にエディットし、ユーザー独自の音色を作成、演奏することが出来ます。
是非、Play 5を使用して、Playライブラリーのエディットをお試し下さい。

 

 

最新バージョンのPlayのダウンロードはこちら

 

 

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