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Digital Performer Pre-Genエンジンについての考察、プラグインをプリレンダリングしマシン負荷を効率的に制御する

 

MOTU Digital Performer(以下DP)には旧来よりプラグインをプリレンダリングし、マシン負荷を効率的に制御する機能である、Pre-Genエンジンが導入されています。

プリジェネレートを指すPre-Genは、プリジェン、DP内部ではPGと表記されます。

Pre-Genを理解することでDPは最もプラグインを駆使できるDAWとして活用いただけます。

 

 

Pre-Gen プラグインのプリレンダリングとは?

 

一般的なDAWはそれぞれのMIDIまたはオーディオデータに対して適用されているプラグインを都度リアルタイムで処理しプレイバックします。

DPも同様に各プラグインをリアルタイムで処理し常時使用に対応できる仕様も備えていますが、事前にプラグインの出力をレンダリングするPre-Genを扱うことでより多くのプラグインを安定動作の基、使用することを可能としています。

Pre-Genはマシン負荷軽減を目的とし高品質なプラグインをより多くプロジェクトに取り入れることを可能としており、特に大規模編成の楽曲に携わるプロフェッショルユースに応える仕様を備えています。

 

プライムミリセカンド

 

 

DPのスタジオ設定ではプライムミリセカンド値を設定できます。プライムミリセカンドはプラグインのプリレンダリングを行うミリ秒の値を指し、DPやプラグインの挙動・パフォーマンスに不安が生じた場合はこの値を大きくしていただくことで負担軽減が見込めます。

但し値を大きくしすぎた場合、プラグインの操作やMIDIノートエディットにレイテンシーが生じる可能性があることも十分に理解する必要があります。

プライムミリセカンド値は、DPのパフォーマンスに支障がない場合はより小さい値が望ましくされていますが、数値を上げる場合は125、250、500などの順に変更し、より安定した数値を確認します。

ダイアログボックスの数値はご使用になられるコンピュータのRAM容量やハードディスクのパフォーマンスなど様々な要素により決定され、効果が異なります。可能な限りのRAMメモリを搭載されたコンピュータのご使用やストレージの速度・空き容量の確保、高速インターフェイスの採用など最適な環境を構築いただくことをお勧めいたします。

各プラグインのパフォーマンス状況はエフェクトパフォーマンス・ウインドウより随時確認することが可能です。エフェクトパフォーマンス・ウインドウはパフォーマンス状況のほか、プラグインがPre-Gen(PG)もしくはリアルタイム(RT)何方かで動作していることも同時に表示されるため、各プラグインのパフォーマンス状況に応じ、ユーザーご自身で適宜変更を検討することができます。

 

 

各プラグインのPre-Gen有効化・無効化切り替えについて

 

DPのPre-Genは各プラグインに対して有効化、無効化(リアルタイム処理)として設定、切り替えが都度行えるようになっています。

各プラグイン右上に設置されているミニメニューより「このプラグインをリアルタイムで開く」を選択いただくことで、任意のプラグインをリアルタイム処理として機能させることが可能です。

 

 

 

特徴

リアルタイム処理を指定したプラグインは、プラグインウインドウがフローティング(全面表示)されている場合にリアルタイム処理がなされます。

そのためプラグインウインドウが閉じられることでPGへ切り替わり、再度ウインドウを表示することで、そのプラグインはリアルタイム処理での機能が再開されます。

Pre-Gen機能は録音待機になっているトラックへインサートされているプラグインならびにルーティングされているプラグインに対してはRT(リアルタイム処理)として切り替わります。これにより入力・録音を行う場合のプラグインに対してはマシンパワーを十分に使って処理がなされ、録音待機を外したミックス時などではPG(Pre-Gen)として処理されることとなり、シチュエーションに応じて余裕をもったマシンパワーで制作を進めることを可能としています。

同様にマスタートラックへのインサートプラグインはRT処理として常時機能します。

また、エフェクトプラグインをV-Rackを含むAUXトラックにインサートして使用する際はRTモードで機能します。

 

フリーズ機能とPRE-GENの違いと、それぞれの活用

DPのフリーズ機能はバウンストゥディスク機能(書出し)と似ており、任意のオーディオトラック、auxトラック、インストゥルメントトラック内のデータをオーディオに変換します。

フリーズを行うには、トラック上でフリーズしたい範囲を選択(インストゥルメントトラックの場合は関連するMIDIトラックも一緒に)し、オーディオメニューより”選択したトラックをフリーズ”を実行します。

フリーズを実行すると、フローズントラックが作成され、トラック上にフリーズされたオーディオトラックが作成され、そして自動的にフリーズもとのトラックが無効になります。

この操作により、フリーズされたトラックにインサートされていたエフェクトプラグインや、インストゥルメントが一時的に無効になり、トラックの状態を反映したオーディオトラックを代わりに使用するため、コンピューターのプロセッシング不可を低減させる効果があります。

また、再度、インストゥルメントやエフェクトのパラメーターを変更したい場合は、フリーズしたトラックをいつでも元の状態に戻すことができます。

これに対しPRE-GENはフリーズされていないトラックに対して有効的に働く機能で、プラグインをほぼリアルタイムに近い操作を行え、フリーズせずともマシン負荷を抑えてプロジェクトを進行することを可能としています。

特に大規模なプロジェクトを進行する場合に、フリーズ機能とPRE-GEN、プラグインのリアルタイム処理をそれぞれ併行して使用することで有限のマシンパワーを効率的に運用することができます。

 

サードパーティ製プラグインとプリ・ジェネレーション機能

MOTUはサードパーティ製バーチャルインストゥルメントやエフェクトへのハイレベルな対応を常に心がけていますが、万一サードパーティ社製プラグインでプリ・ジェネレーションが正しく機能しない場合はプラグイン / インストゥルメントをリアルタイムで使用し、弊社ならびにMOTU、およびプラグインの製造元へ状況をお知らせください。

 

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