XO Liteは、2019年春に登場したドラムサンプル探索ツールとして大きな注目を集めたXOのシリーズ商品となり、リーズナブルにXOのエッセンスを利用することを可能にしたツールです。
適切なサンプルを瞬時に見つけられ、素晴らしいビートを作ることがXOのコンセプトのコアであり、そのコンセプトを低価格で実現するツールとしてXO Liteをリリースします。私たちはXOに対して、実に刺激的に愛情を注いでいます。私たちは、皆さんの音楽制作の旅に少しでも参加できることを、とても誇りに、喜びを感じています。(Lars Erlandsson、XLN Audio Co-Founder)
12月10日にリリースされるXO Liteは、ユーザーが所有する独自のサンプルをプラグインにインポートし、XO SpaceのUIですばやく見つけることができるXOのコアとなる機能を踏襲しています。
シーケンスとエディットの可能性はXOと同等のものとなっています。XO Liteを用いることでビートをすばやく簡単に編集、作成、参照、整理することが実に容易に完結するでしょう。
XOとXO Liteにはいくつかの顕著な違いがあります…
ファクトリーコンテンツ - XO Liteは標準で、基本的なサンプルとプリセットが付属しています。
エクスポート - XO Liteは未処理のワンショットのみをWAVとしてエクスポートでき、ビートはMIDIデータとしてエクスポートします。
アウトプット - XO Liteには、ステレオマスター出力バスのみを搭載します。
ファイル形式 - XO Liteは、最も一般的に使用されるファイルフォーマットである、WAV、およびAIFFのみをサポートします。
XO LiteとXOの比較表
XO Lite | XO | |
XO Space | ○ | ○ |
XO Sequencer | ○ | ○ |
マルチアウト | ○ (8 Additional buses) |
ファクトリーコンテンツ
XO Lite | XO | |
サンプル数 | 2000+ | 8000+ |
プリセット | 100+ | 200+ |
対応するファイル形式
XO Lite | XO | |
WAV | ○ | ○ |
AIFF | ○ | ○ |
FLAC | ○ | |
MP3 | ○ | |
OGG | ○ | |
WMA | ○ |
エクスポート
XO Lite | XO | |
MIDIデータとしてビートの書き出し | ○ | ○ |
WAVとして処理前のサンプル書出し | ○ | ○ |
WAVデータとしてのビートの書出し | ○ | |
WAVとしてのステムビートの書出し | ○ | |
WAVデータとしてプロセス後のサンプルの書出し | ○ | |
WAVとしてプロセス前のキットの書出し | ○ | |
WAVとしてプロセス後のキットの書出し | ○ |
その他の機能
XO Lite | XO | |
Live Filter mode | ○ | |
Live File System Monitor | ○ | |
Samples Shortlist | ○ |
価格
XO Lite | XO |
¥ 13,000 前後 | ¥ 19,500 前後 |
XOについて
XO by XLN Audioは、独自のビートメイクおよびドラムサンプル探索ツールです。
XOはすべてのワンショットドラムサンプルを収集し、類似したサンプルデータとして並べ替えます。
XOのSpaceインターフェースでは、すべてのサンプルが色付きのドットで表示されます。ここでは、ファイル形式や保存場所に関係なく、サウンドをシームレスにスイープできます。XOを使用することで好みのサンプルを好きなものを見つけたら、更にそのサンプルに似たサウンドも簡単にアクセスすることが出来ます。
XOには、独自のシーケンサーとサウンドエディターが付属しています。XO Spaceで探索したサウンドは、ビートにすばやく読み込み、サンプルキットをアップデートできます。
Sample Edit、Pan、Envelope、Pitch、EQ、Distortion、Delay、Reverbなどの機能とエフェクトを備え、個々のサンプルまたはキット全体をすばやく調整します。
XOのグルーブテンプレートとアクセントツールを使用することで、ビート自体も瞬時に修正、微調整が可能ですばやく完璧な状態に仕上げることが可能です。
グルーブまたはサンプルセットを作成したら、WAVまたはMIDIとしてDAWまたはOSに直接ドラッグアンドドロップすることができ、多様なシチュエーションでもXOの恩恵を受けられることができます。
XLN Audioについて
XLN Audioは、スウェーデンのストックホルムを拠点とする音楽ソフトウェアを開発する企業で、Addictive Drums 2やRC-20 Retro Colorをリリースしていることで知られています。
2005年の設立以来のXLN Audioの主な目標は、刺激的かつ強力で、市場をリードするユーザーフレンドリーな音楽作成ツールを開発することとしています。