ゲーム配信を始めとした、様々なライブ配信のシステムの定番として採用されていますが、ここではMOTUオーディオインターフェイスにマイク、ギターなどの機材を接続して配信を行う際の設定手順をご紹介致します。
バンド、DJ、ゲームなど、様々な形態に合わせたライブ配信のシステム構築にお役立て下さい。
* 本セットアップガイドは、予めOBS Studioのインストール及び、MOTUオーディオ・インターフェイスのドライバがインストールされ、正常に製品が動作していることを前提に作成しております。
MOTUオーディオ・インターフェイスのドライバのインストール手順につきましては、製品マニュアルをご参照頂き、ご不明な点がございましたら弊社テクニカルサポートまでお問合せください。
配信する画面を設定する
1.まず、MacHD > アプリケーション > ユーティリティフォルダ内の「Audio MIDI設定」を開きます。
すると、下図のように、接続しているオーディオインターフェイスの入力チャンネルが全て表示されます。
注意点として、OBSはこの表示されている入力チャンネルを全て同時に扱う仕様であるため、使わないチャンネルに関しては「消音」にチェックを入れておく必要があります。
MOTU M2においては、「Loopback Mix 1」「Loopback Mix 2」以外のチャンネルの「消音」にチェックを入れておきます。
この設定で、M2のマイク入力及び、ループバック入力をOBSで扱うことができます。
2.OBS Studioを起動すると下記の画面が表示されます。
3.画面左下に表示されている「ソース」の項目にある「+」ボタンをクリックし、表示されるメニュー内より「macOS スクリーンキャプチャ」をクリックします。
4.任意の名前を入力の上、OKボタンをクリックします。
5.「方式」には「アプリケーションキャプチャ」を選択し、「アプリケーション」の項目から表示させたいアプリケーション名を選択します。
本セットアップガイドではDigital Performer 11のウィンドウを選択しています。
* 表示させたいウィンドウはOBS Studioのバックグラウンドで実際に表示されている必要があります。Macの画面下に表示が隠されていないことを確認して下さい。
音声入力ソースを設定する
1.画面左下に表示されている「ソース」の項目にある「+」ボタンをクリックし、表示されるメニュー内より「音声入力キャプチャ」をクリックします。
2.任意の名前を入力の上、OKボタンをクリックします。
3.ソースのプロパティ画面が表示されたら、「デバイス」のメニュー内より、コンピューターに接続しているMOTUオーディオインターフェイスの、任意の入力チャンネルを選択します。本セットアップガイドでは、MOTU M2を選択しています。
4.下図のようにmacOS スクリーンキャプチャのモニターをミュートしておきます。これで画面キャプチャ音とオーディオインターフェイスの入力音がかぶることはありません。
以上でOBS Studioで配信させる画面表示及び、音声入力の設定は完了です。Youtube、TwitchなどのアプリケーションとOBS Studioをリンクさせて配信をお試し下さい。