Trident 78 コンソール
製品に関するお問い合わせ、ご購入・お見積もりをご検討されている方はこちらからお問い合わせください。
TRIDENT HISTORY
Trident Studiosは、1967年にNorman SheffiedとBarryの兄弟によって、Centrediscレーベルのインハウススタジオとして設立されました。Manfred Mann「My Name is Jack」というスタジオ発の大ヒットを受けて、Trident Studiosは世界トップスタジオの1つとしての地位を確立します。
1970年に、トライデント社内のエンジニア達はテープコピー室のための小さい6×2のミキシングコンソールを制作しました。このミキサーこそがTridentコンソール、ひいてはレコーディングコンソールの礎となります…
新たに誕生したSeries 78コンソールは、すべてのTridentシリーズに通ずる、フルアナログ設計の新しいコンソールデスクです。
Trident Series 78は、エンジニア、スタジオ、教育機関、公共施設やライブサウンドシチュエーションなど、あらゆる現場で活用できる、汎用性の高いコンソールです。
Series 78は、4WAYパネルを各チャンネルに備えたスプリット/インラインコンソールです。8つのサブグループと6つのAUX SENDで構成し、ルーティングオプションは非常にシンプルで扱いやすい設計となっています。アウトボードやスピーカー、メインアウトプット機器などのセットアップに素早く、柔軟に対応できるDB25端子での接続を採用しています。選択可能なチャンネルインサートやインプットをドライブするディスクリートプリアンプと、Tridentを象徴する80B EQをコアにし、Series 78コンソールは幅広いサミングおよびミキシングオプションを提供します。
妥協のない音質とコンパクトな設置面積で、Series 78コンソールはあらゆる要求にも応えるでしょう。
78の至る所に見られる機能は、直感的操作と78の至る所に廃部されるパワフルな特徴からSeries 78コンソールは構成されていますが、最も重要となるのが、その”サウンド”です。レコーディングの手法や音楽スタイルなど、多様化するシーンのなかでも、ミキシングボードには豊かなヘッドルームとともに、大規模なソースを許容出来るニーズが存在しています。これは、かつて席巻したTrident Series 80コンソールの特徴でもあり、78はまさにその伝統を受け継いでいるのです。
結論:Trident 78は素晴らしいサウンドトラックを作るための手法、その全てを念頭に置いて誕生しました。
モジュール性
フルモジュラー設計の88コンソールを、よりコストパフォーマンスに重点をおいて78コンソールは設計されました。88と同様のメーターブリッジと、近しいシャーシで、堅牢さと実績のある中核をも保持しています。セミモジュラー・デザインを採用した78コンソールは、保守性を犠牲にすることなく、効果的に全体的なコスト削減が為されています。
- フェーダーを含むすべてのインプットチャンネルは4チャンネル分のボードで構成。
- フェーダーを含むサブグループチャンネルは4チャンネル分のボードで構成。
- マスターチャンネルは、他のすべてのチャンネルから独立。
Split / Inline コンソール
1960年代後半、Trident Audio A-Rangeコンソールの登場以降、その設計は業界全体でもスタンダードとされており、今日においてもTridentコンソールの設計の基礎となっています。
- ライン入力とモニタ入力を備えたデュアル・インプット・チャンネル
- 広いレンジのミッドバンドと選択可能なロー/ハイバンドを備えた4バンドEQ
- 27dBのヘッドルーム
- チャンネルインサート
- 選択可能なEQパス
マイクロフォン・プリアンプ
78はSeries 88と同じ高品質のクラスAディスクリートプリアンプを採用しています。
このプリアンプは、リボンマイクロホンを駆動することが十分に可能なヘッドルームとハイゲインを担保しています。
- 60dBゲインのディスクリートプリアンプ
- バランス入力
- フルバイパスのバランスインサート
- 入力反転スイッチ
- マイク/ラインスイッチ
- ファントム電源スイッチ
パワフルなEQ
8は、コンソール全体に渡りメインチャンネルEQとしてTridentを象徴するSeries 80BコンソールのEQを組み込んでいます。80B EQは、その使いやすさと、音楽性と寄り添う品質で、業界で広く認知されています。
- 8kと12kで選択可能なハイバンド
- スイープ可能な中高域
- 60Hzと120Hzで選択可能なローバンド
- 50Hzハイパスフィルター
- 選択可能なチャンネルインサート
マスターセクション
78のマスターセクションは使いやすさに重きをおいたレイアウトで、モニター、トークバック、ステレオリターンを管理するために必要なすべての機能を備えています。
78のマスターセクションは、コンソールの他の構成とは独立したチャンネルで、コンソールのマスター出力機能を短時間で、またはまったくオペレーションを止めることなく簡単かつ迅速に操作できます。
- メインモニタとAltモニタの制御
- ミュート、ディム、モノラルコントロール
- ゲイン付きオンボードヘッドフォン接続×2
- 8つのサブグループ
- 8ステレオFXリターン
- 2つの2トラックリターン
- サブグループモニタのリターン
- 2モノおよび1ステレオAUX
- サブグループステレオFXリターン
- 1/8インチTRS選択インプット
- オンボードまたは外部トークバックマイク
- アウトプット・トランスフォーマー(オプション)
インプットセクションの特長
マイクとラインのゲインコントロール
各チャンネルでのマイクまたはラインレベル。
I / Pリバーススイッチ
チャンネル入力をモニターセクションに切り替えます。
メーター選択スイッチ
メーターの表示をダイレクトアウトまたはモニターリターンのシグナルから選択可能。
マイクプリ
フル・ディスクリート・クラスAデザインのマイクプリ。
EQ
Series 78には、Trident Series 80Bコンソールに採用されている、伝統的なな4バンドイコライザーを搭載。
ローとハイの二つのシェルビング、帯域可変可能な2つのミッドレンジバンドとオンオフ切替え可能な50Hzハイパススイッチ。
EQ独自の独立したインサートを搭載し、他のアウトボードEQやデバイスとの併合も想定したEQのバイパスも可能。
マスター / Auxセクションの特徴
マスターセクション
マスターセクションには、それぞれ6つのAUXマスターがあります。 AFL / PFLマスター。 メインスピーカー出力に加えて、それぞれレベルコントロール、DIM、およびオン/オフスイッチを備えた個別のALTモニター。
モニターセクションでは、2つの独立したステレオ信号をレベル調整とミュートスイッチを介しマスターセクションに直接戻すことができます。
または、トップマウントの1/8インチTRS入力を使って携帯機器などのデバイスをパネルに直接接続もできます。
オンボードトークもしくは外部マイクでのトークバックは、コントロールを通して、Auxもしくはグループチャンネルへ送出が可能。
Auxセクション
Trident 78はすべてのチャンネルで、プリまたはポスフェーダーに対応する6つのAUXセンドが搭載されています。また、Stereo Aux 5/6もモニターセクションに送ることができます。
Trident 88 | Trident 78 | Trident 68 | |
チャンネル |
16~ |
16~ |
16~ |
オートメーション |
オプション |
オプション |
– |
インプット(マイクプリ) |
16 x XLR クラスA ディスクリートトランスオプション |
16 D subクラスAディスクリート |
16 D sub |
ファンタムパワー |
16 |
16 |
16 |
チャンネル・ラインインプット |
32(16 Line & 16 Monitor 1/4″ TRS) |
32 D sub |
32 D sub |
他のインプット |
19
|
19
|
19
|
Mixへのインプット数 |
56(EQ対応)
|
56
|
56
|
インサート |
42
|
25
|
– |
EQ |
48
|
16 x 3バンド |
16 x 3バンド |
EQバンド |
帯域可変4バンド(全16インプット)
|
Mid域可変対応4バンド(16インプット) |
Q調整可能な3バンド |
Auxセンド |
8
|
6
|
6
|
アウトプット -ダイレクト |
16
|
16
|
16
|
アウトプット – メイン |
2 XLN メインアウト
|
12 XLR & D Sub メインアウト
|
2 XLR & D Sub メインアウト
|
他のアウトプット |
16
|
14
|
14
|
バス/グループ |
8 |
8 |
8 |
フェーダー |
25 |
25 |
25 |
ヘッドフォン |
1 x 1/4″ TRS
|
1 x 1/4″ TRS
|
– |
メーターブリッジ |
フルLED
|
フルLED
|
ステレオVU &フルLED |
トークバック |
◯ |
◯ |
◯ |
-
JANコードTrident 78 コンソール - 16ch: 4580101341074
Trident 78 コンソール - 32ch: 4580101341098
Trident 78 コンソール - 24ch: 4580101341081
インプットインピーダンスマイクロフォン:>2kΩ ライン:>10Ω周波数特性Mixアウトへのマイクインプット:<+0、-0.3dB 20Hz to 80kHz @ 6-40 dBゲイン Mixアウトへのラインインプット:<0、-0.3dB 20Hz to 80kHz @ 0 dBゲインアウトプットインピーダンスL/R、Monitor、Group & Aux:<60kΩ その他のアウトプット:<100kΩ歪み率(THD + N) @15dBu アウトプットアウトプットへのXLRマイクインプット:<0.003% アウトプットへのラインインプット:<0.003% アウトプットへのモニター、テープリターン:<0.003%ノイズMic EIN (20-20KHz, 150Ω source, 60dB gain):<-128.5 dBu Residual Bus Noise (Output fader at min) :<-96 dBu Bus Noise (40 inputs continually assigned) :<-83 dBu Bus Noise (24 inputs routed equiv. to 64 Inputs) :<-77 dBuクロストークチャンネルクロストーク:< -100dB (@20KHz) <-110dB (@1KHz) チャンネルフェーダーミュート:<-95dB (20Hz to 20KHz) モニター/テープリターンミュート:<-85dB (20Hz to 20KHz) ミックス/バスアサイン:<-80dB (20Hz to 20KHz) Aux to Aux:<-80dB (20Hz to 20KHz)最大入力マイク (XLR) インプット (at min gain):+17dBu マイク(1/4")インプット (at min gain):+42dBu ライン (at min gain):+42dBu チャンネルインサートリターン:+22dBu アウトプットインサートリターン:+28dBu最大アウトプットMix, Group, Aux, Monitorアウトプット:+26.5dBu (600Ω) Insert Send, Studio, Alt アウトプット:+22dBu (2KΩ)位相Mic Input - Direct Out:+17º to -8º ..... 20Hz to 20Khz Mic In - Mix Output:+25º to -17º ..... 20Hz to 20Khz Line In - Mix Output:+25º to -20º ..... 20Hz to 20Khz Monitor/Tape Return - Mix Output:+15º to -20º ..... 20Hz to 20Khz