Trident 68 コンソール
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TRIDENT HISTORY
Trident Studiosは、1967年にNorman SheffiedとBarryの兄弟によって、Centrediscレーベルのインハウススタジオとして設立されました。Manfred Mann「My Name is Jack」というスタジオ発の大ヒットを受けて、Trident Studiosは世界トップスタジオの1つとしての地位を確立します。
1970年に、トライデント社内のエンジニア達はテープコピー室のための小さい6×2のミキシングコンソールを制作しました。このミキサーこそがTridentコンソール、ひいてはレコーディングコンソールの礎となります…
Series 68アナログコンソールは、アナログレコーディングに必須の機能とシステムの核となるべくポテンシャルを備え開発されました。68は8ウェイパネルに個々のチャンネルを備えたスプリット/インラインコンソールです。
8つのサブグループと、6つのAuxセンドを組み込んでいるため、そのルーティングオプションは多岐に渡り非常に使いやすい構成となっています。DB-25を使って入力し、XLRでマスターとメインの出力を接続するシンプルな設計となっています。
選択可能なチャンネルインサートやインプットをドライブするプリアンプと、柔軟でありながらパワフルな3バンドEQを中核にして、Series 68コンソールは幅広いサミングおよびミキシングオプションを提供します。
Series 68年の音質とコンパクトな筐体はレコーディングにおけるどんな要求にも応えることができます。
モジュール性
設計においてSeries 68は完全にモジュール化された78や88よりもコストパフォーマンスをベースに製造されています。
シリーズ同様のシャーシ設計とLEDメーターブリッジを組み込んだ68は、頑丈さと実績を備えています。
68コンソールは各セクションごとのモジュール・デザインを採用しているため、保守性を犠牲にすることなく、全体にわたりコストを効果的に削減しています。
•すべての入力チャンネルはフェーダーを含む個別の基板で構成され、それぞれ8チャンネルパックとして収納されています。
•サブグループはフェーダーを含む個々のボード、それぞれが8チャンネルパックに収納されています。
•マスターチャンネルは、他のすべてのチャンネルから分離された個別のチャンネルとして構成されています。
スプリット/インラインコンソール
1960年代後半にA-Rangeコンソールの登場から始まったTrident Audioのコンソールの構成以来、その仕様は業界全体でスタンダードとされ、今日のTridentコンソールもそれが踏襲されたものとなっています。
•ラインインプットとモニタインインプットを共に備えたデュアル入力対応のチャンネル
•スイープするローとハイ、ミッドバンドの3バンドEQ
•27dBのヘッドルーム
•チャンネルインサート
•選択可能なEQパス
マイクロフォンプリアンプ
68コンソールでは、新開発のプリアンプデザインを採用しています。
プリアンプには、非常に低いノイズ、低い歪み、高いスルーレート、リボンマイクも完璧にドライブできるハイゲインのヘッドルームを実現しています。
•65dBゲインプリアンプ
•バランスインプット
•バランスインサート
•インプットリバーススイッチ
•マイク/ラインスイッチ
•ファントム電源スイッチ
フレキシブルなEQ
Series 68は、コンソール全体にわたってメインチャンネルシリーズ80コンソールEQから派生した全く新しい3バンドEQを組み込んでいます。
重なり合う周波数帯域を持つ3バンドのトライデントEQは、帯域切り替え可能なハイパスフィルターとともに提供されます。
イコライザーのHIGHとLOWのセクションにはシェルビングの特性をもっており、MIDには帯域可変と切り替え可能Qピーキング(ベル)レスポンスがあります。
•1k〜15kのスイープ可能なハイバンド
•200Hz〜3kのスイープ可能なミッドバンド
•40Hz〜650Hzのスイープ可能なローバンド
•1〜1/3オクターブの間で選択可能な中間帯域幅
•50Hzハイパスフィルター
•選択可能なチャンネルインサート
マスターセクション
68コンソールのマスターセクションは使いやすさを考慮したレイアウトがされており、モニター、トークバック、ステレオリターンを管理するために必要なすべての機能を備えています。
68のマスターチャンネルは、他のセクションから独立した構造となっているため、コンソールのマスター出力機能は、あらゆるシチュエーションでもほぼ停止することなく、簡単かつ迅速にプロセッシングが行えます。
•メインモニタとAltモニタのコントロール
•ミュート、ディム、モノラルコントロール
•ゲイン付きオンボードヘッドフォン
•8つのサブグループ
•2 2トラックリターン
•サブグループモニタのリターン
•1ステレオAUX
•8ステレオFXリターン
•1/8インチTRS選択インプット
•オンボードトークバック
•選択可能なインサートリターン
注釈:画像イメージにはTRIDENT 78と記されておりますが、68 CONSOLEも同様の接続端子となっています。
Trident 88 | Trident 78 | Trident 68 | |
チャンネル |
16~ |
16~ |
16~ |
オートメーション |
オプション |
オプション |
– |
インプット(マイクプリ) |
16 x XLR クラスA ディスクリートトランスオプション |
16 D subクラスAディスクリート |
16 D sub |
ファンタムパワー |
16 |
16 |
16 |
チャンネル・ラインインプット |
32(16 Line & 16 Monitor 1/4″ TRS) |
32 D sub |
32 D sub |
他のインプット |
19
|
19
|
19
|
Mixへのインプット数 |
56(EQ対応)
|
56
|
56
|
インサート |
42
|
25
|
– |
EQ |
48
|
16 x 3バンド |
16 x 3バンド |
EQバンド |
帯域可変4バンド(全16インプット)
|
Mid域可変対応4バンド(16インプット) |
Q調整可能な3バンド |
Auxセンド |
8
|
6
|
6
|
アウトプット -ダイレクト |
16
|
16
|
16
|
アウトプット – メイン |
2 XLN メインアウト
|
12 XLR & D Sub メインアウト
|
2 XLR & D Sub メインアウト
|
他のアウトプット |
16
|
14
|
14
|
バス/グループ |
8 |
8 |
8 |
フェーダー |
25 |
25 |
25 |
ヘッドフォン |
1 x 1/4″ TRS
|
1 x 1/4″ TRS
|
– |
メーターブリッジ |
フルLED
|
フルLED
|
ステレオVU &フルLED |
トークバック |
◯ |
◯ |
◯ |
-
JANコードインプットインピーダンスマイクロフォン:>2kΩバランス ライン:>10kΩバランスノイズマイクEIN(20-20KHz、150Ωソース、60dB):<-128 dBu 残留バスノイズ(アウトプットフェーダー最小値):<-95dBu バスノイズ(40インプット使用時):<-80dBu (24インプットモニター/Tape Return、8 Stereo EFX Return & 8マスターTape Return)、 バスノイズ(24インプットを介した64インプット時):<-77 dBuTHD + N +15dBu アウトプットXLRマイクインからアウトプット(-20dBuインプット):<0.003% ラインインプットからアウトプット:<0.003% モニター/Tape Returnインプットからアウトプット:<0.003%アウトプットインピーダンスL/R、モニターアウトプット、グループ&Aux:<50Ω 他の出力:<100Ω周波数特性マイクイン – ミックスアウト:<+0,-0.3dB 10Hz – 55KHZ @6-60 dB ラインイン - ミックスアウト:<0,-0.3dB < 100Hz – 60KHz @0 dB最大入力XLRマイクイン(ミニマムゲイン):+10dB ライン(ミニマムゲイン):+37dBu チャンネルインサートリターン:+22dBu 全てのアウトプットインサートリターン:+22dBu製品寸法16チャンネル:84.759cm 73.025cm 31.224cm 24チャンネル:110.159cm 73.025cm 31.224cm インプットモジュール(8ch)25.350cm マスターモジュール:3.124cm グループモジュール:25.350cm消費電力16インプットミキサー:2690 mA 24インプットミキサー:3570 mA最大出力Mix、Group、Aux、Monitorアウトプット:+26.5dBu(600Ω) Insert Sent、Studio、Alt Output:+22dBu(2KΩ)位相マイクインプット - ダイレクトアウト:+20° -1° 20Hz – 20KHz マイクイン – ミックスアウト:+20° -1° 20Hz – 20KHz マイクイン - ミックスアウトプット:+23° -12° 20Hz – 20KHz ラインイン – ミックスアウトプット:+13° - 15° 20Hz – 20KHz Monitor/Tape ReturnからMix Output:+8° -12° 20Hz – 20KHzクロストーク隣接チャンネル:<-90dB(@20KHz) / <-110dB(@1KHz) チャンネルフェーダーミュート:<-100dB(20Hz – 20KHz) モニター/Tape Return:<-85dB(20Hz – 20KHz) ミックス/バスアサイン:<-80dB(20Hz – 20kHz) Aux から Aux:<-75dB(20Hz – 20KHz)