OB-E
モンスター・マシンOberheim 8 VoiceをSEMごとにエミュレートした待望の新製品
オリジナル・モデルの8 Voiceは物理的にも巨大なモンスターのようなたたずまいではありますが、概念自体は実際には非常に単純なものとなっています。パルス波形とのこぎり波を備えた2つのVCO、2つのADSエンベロープ・ジェネレーター、1つのLFO、魔法のマルチモードフィルターを含む単一のシンセサイザーエキスパンダーモジュール(SEM®)に基づいて構成されています。
SEM単独ではモノフォニックですが、ポリフォニックキーボードによってトリガーされる8つのSEMが搭載されているため、8 Voiceは優れたポリフォニック・シンセサイザーとしての側面もあります。
OB-E自体、本質的には明解なインストゥルメントではありますが、GForceが把握する限り、ボイスごとの完全な制御を備えたという点からも史上初めてのバーチャル・インストゥルメントに仕上げることに成功しました。
TOUR
PATCH SELECTION
カテゴライズとタグ付された600種類のファクトリーパッチを収録。
The MODULE - FRONT
OB-Eのもっとも重要なポイントはSEMセクションです。各SEMには、3つのオシレーター、マルチモードフィルター、2つのエンベロープ、モジュレーション・コントロールがあります。
The MODULE - REAR
各SEMにはフロントパネルとリアパネルの両面が存在します。それぞれの背面により、各SEMでプログラム可能な機能の範囲を拡張することができます。
MIXER MODULES
OB-Eは、SEM 1〜4をLOWER MODULEミキサーにグループ化し、SEM 5〜8をUPPERMODULEミキサーにグループ化します。各SEMの個々のボリュームとパンは、各グループのMASTERコントロールとともに設定できます。
ZOOM
SEMをズームして編集のためにインターフェースを拡大に対応します。 ZOOMは、選択したSEMの前面と背面をOB-E内に並べて配置します。
OB-E 主な特徴
- ユニークな8ボイス・オクタフォニック・アーキテクチャ
- Oberheim® 8-Voiceの本格的なサウンド・エミュレーション
- ミックスに馴染むようにデザインされ、カテゴリ、タグ付けされた600のファクトリーパッチ
- プリセットに簡単にアクセスできるライブラリアン(キーボード・カーソルキー・ナビゲーション)
- ZOOMは、UIをフロントパネルとリアパネルにわたる個々のSEMを拡大します
- すべてのSEMを一度に編集するためのグループモードとオフセットモード、個別のSEMコピー/ペースト/セーブ
- 上部/下部SEMはキーボード全体へのスプリットを可能
- 多面的なアナログスタイルのシーケンサー
- 広範なベロシティとアフタータッチモジュレーション、SEMごとのパンとボリューム
- ポリフォニック・アフタータッチとMPEに対応
モンスターの開発
GForce Softwareは、かねてよりSEMをエミュレートするプロジェクトに着手していましたが、2009年トム・オーバーハイム自身がそれらを作り直す意向を発表すると同時に一旦そのプロジェクトを中止しました。しかし2018年、トムがSEMと2 Voiceを廃止をアナウンスした際、改めてGForceはオリジナルに対する永続的な情熱のためにも、このプロジェクトを再開したのです。
8 Voiceを入念にエミュレートし、8つのSEMモジュールをソフトウェアで制御できる、音響的にも本物の楽器となるOB-Eを完成させました。
オリジナル8 Voiceでポリフォニック・パッチをプログラミングすること自体、非常に大変な作業でしたがOB-Eはそれを容易に実現します。
また、OB-EにはOberheimのMS-1を出発点とし、オリジナルのハードウェアでは成しえなかった柔軟性と楽しさを提供する8ステップシーケンサーを追加しています。
新しいルーティング可能(スプリットを使用する場合)のステレオ・ディレイは、音響的にも優れたエフェクトとして機能し、そしてデスクトップに柔軟に併合するスケーラブルなUIを搭載しています。
瞬時の操作編集に対応するZOOMとGROUP
オリジナルの8-Voiceでポリフォニック・サウンドをプログラミングすることは困難でしたが、OB-Eはそれを簡単に実現します。個別8つのSEMを編集するという困難な作業を克服するためにOB-Eは、選択したSEMを拡大してフロントパネルとリアパネルを並べて配置するZOOM機能、SEMを有効にするGROUPなど、考え抜かれたエディット・コントロールを多数提供します。すべてのSEMに一度に適用されるパラメーターの変更、機能しながらも各パラメーターの相対値を保持するOFFSET。そしてサイズ変更可能なユーザーインターフェースが採用されています。 OB-Eはパッチ内のすべての設定を保存しますが、個々のSEMの設定をSEMプリセットとして保存することもできます。
TOUR
UI Scaling
UIの左上隅にある小さな黄色の三角形を介して縮小または拡大に対応するでユーザーインターフェイスのサイズを調整できます。
Global Control
OB-EはGROUP編集モードを含む様々なグローバル・コントロールを提供します。 GROUPを選択すると、OB-Eのパラメーターノブが緑色に点灯し、任意のSEMで1つのパラメーターを編集するとすべてのSEMにミラーリングされることを示しながらエディットを可能とします。
Keyboard Control
OB-Eは、モノラル、ポリフォニック、そしてユニゾンに対応します。キーボードのスプリット演奏においてSEM 1〜4は低域ノート、スプリットSEM 5〜8より高域ノートにスプリットできます。さらにSEM 8をSEQUENCERに割り当てることができ、単一のパッチ内でも3ウェイ再生が可能になります。
SEQUENCER
OB-Eのシーケンサーには多数のコントロールと機能が盛り込まれており、モノラルまたは各SEMを順次トリガーします。
Delay
UPPER MODULE、LOWER MODULE、もしくはその両方にルーティングできるアナログ・スタイルのOB-Eディレイ。
素晴らしいサウンドを瞬時に見つける
OB-Eには600以上に及ぶ珠玉のファクトリーパッチを収録しています。
OB-Eがどれほど美しい音を出すことができるかを示すために、プリセット・サウンドの選定は大変な作業でしたが、その収録サウンドの多数は楽曲のミックスに馴染むようにデザインされています。
各パッチは、ライブラリアンから簡単かつ迅速に選択できるようにカテゴリ、タグ付けされており、ユーザーは、コンピューターのキーボードの矢印キーを使用してカテゴリとパッチをナビゲートしながら簡単に試聴ができます。
ポリ/モノボタン–OB-Eの2つの顔
OB-Eには、「モノラル」ボタンと「ポリ」ボタンを搭載しており、サウンドデザインにおける楽器としての2つの顔が存在します。
「Mono」ボタンを押すと、デフォルトのモノラルパッチがロードされます。SEM 1は拡大されて、フロントパネルとリアパネルが並列表示されます。SEM 1をOB-Eはモノラルで再生します。これは個々のSEMのプログラミングを開始するのに最適なポイントとなります。
「Poly」を押すと、デフォルトのポリ・パッチがロードされ、パッチデザインを開始するのに最適です。画面は8ボイスの「オクタフォニック」ビューに設定され、8つのSEMすべての前面が表示されます。
ARTIST'S OPINION
OB-Eに夢中です。これは私が今まで使った中で最高のシンセ!
Mike Rose
Music Producer/Writer
OB-E DEMO TRACK
CLONE ZONE / Dave Spiers
ドラム・パート以外の全てをOB-Eのサウンドで構築したデモ
LITTLE HOURS / Dave Spiers
すべてをOB-Eでプログラミングしたデモ
3AM RISER / Mike Rose
すべてのパーツをOB-Eで作成されたデモ
LAMENTING THE LOSS OF LYLE
偉大なるOBプレーヤーの1人へのオマージュとして作成された単一のOB-Eパッチ。
READY OR NOT / Mike Rose
すべてをOB-Eで作成したデモ
CS EVOCATION / GForce Software
OB-Eの “CS Evocation” パッチを使用
EIGHTIES ECHOES / Dave Spiers
OB-Eの複数のインスタンスをフィーチャーし、80年代のドラムパートにHexDrumを使用したショート・デモ
A SEQUENCE & SPLIT SHUFFLE (PATCH) / Dave Spiers
シーケンサーとスプリット機能が駆使された単一のOB-Eパッチ・デモ
SYNCOPATE / Dave Spiers
ドラム以外すべてをOB-Eで作成
TUTORIALS
THE ORIGINAL INSTRUMENT OBERHEIM 8-VOICE
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