MasterWorks シリーズ

プロフェッショナル・マスタリングクオリティ 珠玉のオーディオプラグイン

MasterWorksシリーズ

Digital PerformerのMasterWorks™プレミアムオーディオ・プロセッサは、最も過酷で厳格なミキシング・シチュエーションでの使用を前提に設計されています。

32ビット、64ビットの両方でのプロセッシングに対応しており、CPU効率の高いパフォーマンス、および従来のアナログ回路の正確なモデリングを備え、実質的に無限のダイナミックレンジを備えています。

必要に応じて、複数のチャンネル構成が提供されます(モノ、ステレオ、サラウンドチャンネル構成)。

MasterWorksシリーズのプラグインは業界でも高い評価を獲得しており、他のオーディオ・ホストアプリケーションでの利用を希望するユーザーの声も多く、現在はDigital Performer内蔵プラグイン同様の内容として別売りのパッケージとしても販売されています。

アナログ・コンソールEQ

MasterWorksイコライザー

伝統的なイギリス製コンソールのEQに着想を得て設計されたMasterWorks EQは、ルックスとともに、感触、そしてサウンドにおいてもプロフェッショナル・コンソールそのものの品質が提供されます。

 

リアルタイムFFTによるグラフィック処理

7つのバンドすべてを俯瞰しながら編集することができます。MasterWorks EQはコントロール・ポイントとフィルター幅(Q)バーをドラッグして、モニターしながらそのソースを調整します。

必要に応じ、目的とする周波数帯にフォーカスを合わせるため、ディスプレイにフィルタカーブやその他の要素を表示・非表示も可能としています。また、EQ処理されているオーディオのリアルタイムFFT表示を表示して、オーディオの周波数成分に対するフィルタの効果をすぐに確認することもできます。

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7つのフィルター

7つのEQフィルターはそれぞれ、独自のカラーで示されています。特にハードな環境下においても、高い視認性とともに高度にカスタマイズされたフィルタリングを作成します。
2つのミッドバンドはそれぞれシェルフフィルター・オプションを含み、またさらに2つのバンドはハイパスとローパスフィルタリングとなっており、オクターブにわたり6から36 dB可変スロープの処理を施します。

モデリングされたQとゲイン

各フィルタータイプは、ゲインとQ間の相互作用を独自に処理します。これはクラシックなアナログEQ回路のもつ、なめらかで音楽的な特性を再現するモデリングがなされています。

結果、MasterWorks EQのフィルターは、微細な修正から、大胆なアプローチに渡り、多様性とクリエイティビティを楽曲にもたらします。

4つのEQスタイル

Type I

タイプIのEQフィルターは、ゲインとQの 相互作用が最も希薄なフィルターで、細か なゲインやカット設定時に比較的高いQ値 を供給します。EQの微調整やパラメータのコントロールを要求されるサウンドに向いたEQタイプです

Type II

タイプIIのEQフィルターは、ブースト/ カット時に一定のQレスポンスを供給します。クラシックなEQスタイルを模倣したタイプIIは、極端なゲインやカット設定時に比較的高いQ値を供給するため、ドラムや パーカッションのレゾナンス・コントロールに向いています。

Type III

タイプIIIのEQフィルターは、ブースト時にQを大きくします。そのため、少ないブースト時には、ソフトで“ワイド”(影響を受けるフリーケンシー帯が広い)なEQエフェクトを供給します。ブーストを大きくすると、音量を大きくし、前面にくるサウンドを供給します。このタイプのフィルターでは、ブースト/カットのコントロー ルに合わせてQの上下を行うため、最も音 楽的な結果を得ることができます。この フィルター・タイプは、クラシックなNeve EQをエミュレートしています。

Type IV

タイプIVのEQフィルターは、 タイプIIIをより極端な形式にしたフィルターです。ゲインの調整に合わせて、レスポンスカーブ内のエリアを同量に保つよう、Qとゲイン間の相互作用をより大きくします。タイプ IVは、4つのタイプの中で最もおとなしい EQスタイルで、特にサブミックスや、ファイナルミックス時に使用します。 例えば、アルバム内の他のトラックとのバランス調整を行い、トラック全体へ適用するマスタリング作業などに適しています。

4つのスタイルのEQタイプが設けられており、今日においてポピュラーなEQタイプと、ビンテージ・アナログスタイルのEQタイプが搭載されています。これらのEQタイプは、アナログ・イコライゼーションの特性を忠実にモデリングし、様々なプロジェクトにおいても音楽的な結果を生み出す、厳格な設計で成り立ちます。

クラシック・コンプレッサーを正確にモデリングした独自のプラグイン

MasterWorks Leveler

MasterWorks LevelerはTeletrnix LA-2Aオプティカル・レベリングアンプを正確にモデリング

 

スレッショルド、アタック、レシオ、リリース操作によるによる従来のコンプレッションおよびリミッターは適用されません。LA-2Aの心臓部はT4オプトカプラです。これは、オプトティカル(光源)による(信号依存)自己調整動作を持つ光電デバイスで、世界中のトップエンジニアも扱う、エンジニアリングに最適なツールです。

ハードウェア・モデリングの最高峰

レベラーデバイスの開発に伴いMOTUは、他社のLA-2Aモデリングには反映されていない、T4モジュールの特性を発見し着目しました。MasterWorks Levelerは非常に正確に再現されているため、実際のハードウェアと同じように、プラグインを起動してから、完全に動作可能な状態に「温める」必要があります。温まった状態を維持して使用するには、メニューオプションを使用して、「温まった状態のプラグイン」を保存することも可能です。

あらゆる素材にフィット

MasterWorks Levelerを使用すると、ダイナミクスを損なうことなく、ボーカルからギター、ベース、プログラミングされたミックスまであらゆるオーディオをスムーズにします。また、非常に高いCPU効率を実現したパフォーマンスによって、必要なソースに応じて、適宜Levelerを扱うことができます。

実機と同じコントロール

MasterWorks Levelerは、LA-2Aのフロントパネル、リミッターとコンプレッサー・ボタン、さらにIEC規格に準拠した正確にモデル化されたVUメーターに合わせて調整されています。 その操作性と、精密に設計された処理によって、本物のLA-2Aと同一の結果と同一のコントロールをプラグインとして活用できます。

実際の4つのモデルを1つに

実機のLA-2Aは、何年にもわたって進化し、各世代(ロット)によって、わずかに異なる特性を持っています。MasterWorks Levelerは、4つの異なるLA-2Aからモデリングされています。:Slow Vintage, Fast Vintage, Slow Modern,Fast Modern.

1176LNピーク・リミッターの復活

MasterWorks FET-76

MasterWorks FET-76は、1968年にUREIによって発表された1176LNリミティング・アンプのプラグイン復刻モデルです(D / Eリビジョン)。
1176は非常に速いレスポンスで、オーディオ・ゲインリダクションを制御するためにFET(電界効果トランジスタ)を使います。

ベース、キック、スネア、ギター、リードボーカル、シンセサイザー、さらにはフルミックスでさえも「大きな」サウンドを得るために人気のあるFET-76は、オリジナルのアナログ・ハードウェアと同じコントロールとサウンドを提供します。レシオボタンを押すだけで、アグレッシブなコンプ設定の効果を得られます。

64bit浮動小数点演算による精密なリミッティング

MasterWorks Limiter

MasterWorks Limiterプラグインは、64ビット・フロ-ティングポイントによりオーディオのプロセスを行うため、ノイズを追加することなく、高品質なオーディオを供給します。

そのため、24ビットオーディオファイルのハイクオリティもそのまま維持することができます。その上 MasterWorks Limiterのディザリング機能 で、DVD用24ビットからインターネット やマルチメディア用8ビットへのレゾリューションの変換もクオリティを損なわずに行うことができます。

また、5ビットなどスペシャルエフェクト効果を狙って、一般的ではないビット数も作成できます。 MasterWorks Limiterは、全てのアウトプットレゾリューションでシグナルのマキシマイズを行うことができます。

MasterWorks Limiterは、最終ミックスのアウトプットをプロセスするためにデザインされていますが、ドラムのサブミックスで サウンドを太くするなどサブミックスのプロセスにも効果的です。

サイドチェーンとルックアヘッドを備えた高度なステレオ・ゲーティング

MasterWorks Gateはステレオ信号の左右のチャンネルを独立してコントロールすることで高度なゲーティング効果を提供します。調整可能な先読み(ルックアヘッド)はアタックの過度なトランジェントを防ぎ、左右のチャンネルに独立、または一緒に適用することができます。

サイドチェーン入力でゲートをステレオで、または各チャンネルごとにトリガーすることも可能です。