バーチャル・インストゥルメンツ
バーチャル・インストゥルメンツ
Digital Performerに含まれるバーチャル・インストゥルメントは、クラシックなサンプラーから、FMシンセサイザー、アナログパッドやベースシンセまで、幅広い電子楽器をモデルリングしています。
プリセットを選択し、いくつかのパラメータを調整をするだけでも、すぐさま即戦力として扱えるサウンドが豊富にラインナップされています。
Digital Performerに収録されているインストゥルメンツ・プラグインは、数百ドルもする洗練されたサードパーティ製プラグインに匹敵します。それらは使いやすく、そして高度なレベルでのシンセサイズの観点からも、充実したデザインが施されています。
MOTU INSTRUMENTS SOUNDBANK
数百種に及ぶ楽器音色とループを収録
DP10には5GBのアコースティック楽器、シンセ、ループ、フレーズのマルチサンプル・ライブラリが収録されています。300種類以上の楽器、1100種類の楽器プリセット、そして500種類のループです。
チャーチ・オルガン、エレクトリック・オルガン、ストリングス、ブラス、木管楽器、シンセ、民族楽器、聖歌隊、ボーカル、打楽器、音響効果そしてアコースティックと電子ドラムキット、ピアノ、ギターとベース、必要な音色をすぐさま見つけることができます。
収録されてている多彩なインストゥルメンツ・コレクションは、音楽ジャンル、時代、地理的地域、そして文化的スタイルにも及ぶ、膨大なライブラリで構成されています。
MX4
新しいEDMサウンドバンクを収録したメガマルチシンセ
伝説的な減産方式のシンセサイザーにインスパイアされたMX4は、ハイブリッドのシンセシス・エンジン(サブトラクティブ、ウェーブテーブル、FM、AM))を搭載したしたパワフルなバーチャル・インストゥルメンツです。
ファットなベース、複雑なリード、アナログ・パッド、ヴィンテージ・エレクトロニカ – それらを数クリックで完結させるクオリティで網羅されています。
1つのウィンドウに明確に表示されたパラメータを操作することでも、サウンドを素早く、簡単に微調整することも可能です – しかし、深さと洗練されたシンセサイザー・プログラマーにとっても満足するデザインがなされています。
高音質32ビット・エンジン、無制限のボイス、無制限のポリフォニー(ホスト・コンピュータの許容範囲内)で音楽を制作できます。MX4の柔軟なプログラミングと高度な変調アーキテクチャは、ビンテージ・シンセの親密さ、モジュラー・シンセの柔軟性、およびバーチャル・シンセの革新性を提供します。
Signature EDM soundbank for MX4
EDMトラックをスパークする最先端のサウンド
シンセ・グルとして知られるErik Norlanderによって開発された、このエキサイティングな新しいサウンドバンクは、ディープ・ハウスからネオ・ディスコ、エレクトロ・スウィング、EDMサウンドまでフォローします。
これらのプリセットは、そのままでも制作に扱えるクオリティを担保しながらも、微調整をすることで、オリジナリティあふれる独自のサウンドに変化します。多数のスタイルを備えたベース、リード、パッド、アルぺジオ、サンプル&ホールド、リズムを収録しています。
BassLine
アナログ・ベースシンセサイザー
BassLine™は、巨大なローエンドを放つアナログ・スタイルのモノラル・ベースシンセです。
BassLineは、シンセ・ベースやベースサウンド全般だけに留まらず、あらゆるサウンド・キャラクターへ変化させるポテンシャルを備えています。
シンセ・ベースラインは、これまでになく容易に構築できるようになりました。BassLineにはベース・サウンド(のこぎり波と方形)に最適な2つの波形をブレンドする1つのオシレータがあります。また、カットオフとレゾナンスを備えた1つのローパス・フィルター、フィルターとアンプ用のシンプルなディケイ・エンベロープ、そしてアナログシンセの機能も含まれています。
BassLineのレトロでクラシックなデザインは、アナログ・シンセファンにはなじみのあるレイアウトを踏襲しており、また、BassLineはそのレガシーなスタイルにあまり馴染みのない人々にとっても、伝統的な(かつ生まれ変わった)往年のシンセデザインを分かりやすく紹介します。
PolySynth
レトロアナログ・パッドシンセ
もし今までに80年代からのアナログ・シンセをプログラムする機会がなかったならば、ここにその機会がに新たに生まれるでしょう。PolySynthは、クラシックなRoland Juno 106を彷彿とさせる独特の外観を持ち、BassLineよりもはるかに多様なサウンドを実現できます。
デジタル制御オシレータ(DCO)は、さまざまなデチューン、トライアングルで調整できます。ウェーブ、のこぎり波、方形波、サブオシレータ1と2、そしてノイズ。 単一のLFOは、ピッチ(ビブラート用)、パルス幅(方形波とサブオシレーター用)、またはフィルターの深さ(特にクラシックな「ワウ」エフェクト用)をモジュレートできます。
レゾナンスロー・パスフィルターは周波数とレゾナンス・コントロール、キートラッキング、ベロシティ・コントロールとADSRエンベロープを備えています。これは各ノートの全体的なエンベロープとしても適用できます。
コーラスとディストーションは、最も太いパッドと焼け付くようなリードラインに十分なパンチを与えます。さらなるコントロールとプログラムを必要とする場合、同じくDPに収録されたプラグイン・シンセサイザーModuloを起動してみましょう。
Modulo
2オシレータ・サブトラクティブシンセ
Moduloは、2つのオシレータとノイズ、各オシレータで使用可能な58のデジタル・ウェーブ(サイン、スクエア、ノコギリ、矩形など)、フェイズ・モジュレーション、2つのLFO、共振マルチモード・フィルタ、3エンベロープ(アンプ、フィルター、汎用モジュレーション用)と5×7モジュレーション・マトリックスで構成されたシンセサイザーです。
内蔵のバンクとパッチ管理機能と、わかりやすく配備された数十プリセットで、Moduloはアナログシンセサウンドの無限の可能性を提供します。
Moduloは、直感的でありながら先進的かつクラシックな減算シンセプログラミングと、柔軟なモジュレーション・マトリックスとの完璧なバランスを提供します。
深いシンセサイズを行うための十分なコントロールが搭載されていますが、秀逸なプリセット群は即戦力として扱えるクオリティで、どのようなスタイルの音楽にも迎合できるでしょう。
より深いシンセコントロールをしようと思っている場合、3オシレータ、2マルチモード・フィルター、6 LFO、4エンベロープ、外部オーディオ入力、16モジュレーション・ソース、無制限モジュレーション・デスティネーション、シェイパー、内蔵エフェクト、パターン・ゲート、アルペジエーター…これらを網羅したMX4を扱ってみましょう。
Nanosampler 2.0
独自のインストゥルメントとサウンドを作成
DPのNanosampler 2.0はユニークなビート、楽器の音を作成するための新しいバーチャル・インストゥルメントです。
サンプルをストレッチ、スライス、ランダム化し、あなたが想像するあらゆるサウンドやインストゥルメントに変身させることができます。
Nanosampler 2.0の特徴
・3つのプレイバック・モード:クラシック、ワンショット、スライス
・ZTXタイムストレッチ・テクノロジー搭載
・エンベロープとLFOグラフを搭載した[Setting]タブ
・トリガーとゲートのプレイバックに対応
・操作のクリック数を最小限に抑えるスナップ
・サンプルゲイン調整、フェードインおよびフェードアウト設定に対応
・リピート & リバースに対応
・ドラッグ&ドロップによるインポートに対応
・32ビットおよび64ビット浮動小数点サウンドファイルのサポート
ライブラリを自在に構築
Nanosamplerのサブメニューから、自分だけのサンプル・ライブラリーが保存されたフォルダに即座にアクセスすることができます。
使用中のサンプルはソースの場所に関係なく、DPプロジェクト・フォルダーに「収集」して、簡単にアーカイブしたり、友人とセッションを交換したりすることも可能です。
シンプルでパワフルで便利、これこそサンプリングのあるべき姿です。そしてCPU効率も抜群です。再生するサンプルの数だけNanosamplerを起動してください。
Model12
12パートのプログラム・ドラムモジュール
Model 12™は、12パートのプログラム可能なドラム・モジュール(サンプル・プレイヤー)です。 即戦力となる何百ものドラムサンプル。 何十種ものキットからなる、豊富なライブラリから選択してロードします。
あるいは、オープンおよびクローズド・ハイハット用のパーツリンクなど、ドラム・モジュールに必要とされるすべての従来の機能を含む、驚くほど深いプログラミング機能を備えた独自のキットを作成することもできます。
独立した12個のパーツで構成
各パートには2つのセンドがあり、エフェクトやその他の外部処理をパーツ個別に適用することができます。ハンドクラップにマルチタップディレイを少し追加しながら、スネアにヘビーゲート・リバーブをかける、といった効果にも対応します。
ノートのベロシティをピッチにマッピングするには、パートのチューニング・ノブの「ベロシティ」パラメータを適用しましょう。ドラムパッドやMIDIコントローラキーボードの強弱に応じて、ドラムのルートピッチに上下に「ベンド」することができます。
この他、同様の手法はエンベロープ、フィルタ・カットオフ、および他のパラメータに適用することもできます。各パートには、さまざまなフィルター効果用の独自のマルチモード・フィルターもあり、すべて同時に適用することも可能です。より多くのパーカッション・サウンドが必要になった場合には、また新たにModel12を追加するだけで、理想のビートメイクを実現できるでしょう。
Proton
2オペレータのFMシンセサイザー
Protonは想像力豊かな2オペレーター周波数変調(FM)シンセサイザーで、Digital Performerの他のインストゥルメンツ・ラインナップを完璧に補完するプラグインです。
きらきらと鳴るべるサウンドから芯のあるリード、そしてクラシックなエレクトリック・ローズサウンドのサウンドまで、ProtonはクラシックなFMサウンドの無限の可能性を届けます。
なじみやすいFMシンセシス
Protonはこれまでに他種存在するシンセの中でも最も簡単にプログラムできるFMシンセかもしれません。先駆となったヤマハDX7は、6つのオペレーターと正弦波だけを使用して幅広いサウンドを提供しました。
Protonは、追加されたオーバーヘッドと複雑な演算子の追加だけではなく、独自のwavetableノブによって駆動される合理化された2-opアーキテクチャで、同様に幅広いサウンド・パレットを提供します。
ウィンドウ中央のリアルタイム表示部には、現在の設定によって生成されているスペクトル成分または周期波形が表示されます。さらに、FM LFO、モジュレーション・ピッチエンベロープ、FMアマウント・エンベロープ、および全体のADSRエンベロープが追加コントロールとして搭載しています。