ギター・エフェクト・プラグイン
ギター・エフェクト・プラグイン
Digital Performerに収録されたギターエフェクトは、過去50年間の歴史に及ぶ、実在するギター・アンプ、スピーカー・キャビネット、およびエフェクト・ペダルの本物に焦点を当ててモデリングされています。
モデリングされたデバイスの多くは、既に入手困難となっているモデルが多く、実機を導入することは今日において、ほぼ不可能となっています。
Digital Performerは、それらの機器で設計された癖や特徴を踏まえた本物のデザインを忠実に再現されており、アーティストやレコーディング・エンジニアがオリジナルのモデルを扱うのと同じように、デスクトップ・スタジオで全てが再現されます。
MegaSynth™
ギターをシンセサイザーに
MegaSynthは、ポリフォニック・オクターブ・ジェネレートと柔軟なシグナル・ルーティング、エンベロープ、LFO、パターン・ジェネレータ、そしてマクロを組み合わせたプラグインです。
あなたのギター(あるいはどんな信号でも)を入力して、シンセサイズを始めましょう!MegaSynthは、入力信号に基づいてオクターブ、サブオクターブ、矩形波を生成します。
プログラマブル・パターンジェネレータ、複数のパラメータをまとめて制御するマクロ、エンベロープ・フォロワーなど、クリエイティブな処理を施した、4つの信号(ボイス)を無限に組み合わせてルーティング、処理をすることが可能なプラグインです。
MicroG™
ギター用ポリフォニック・オクターブ・ジェネレータ
MicroGは、ギター用に合理化されたポリフォニック・オクターブ・ジェネレータ(POG)をエミュレートする減算式シンセ・プロセッサです。
ギター、ボーカル、楽器、またはあらゆる種類の信号で実際にその効果を試してみましょう。
MicroGは、入力信号に基づいてオクターブ、サブオクターブ、矩形波のトーンを生成し、ゲイントリガーのフィルター・スイープも組み合わせます。
MicroB™
ベース用ポリフォニック・オクターブ・ジェネレーター
ベース用にチューニングされたMicroBは、ベース・サウンドにオクターブ、サブオクターブ、方形波のトーンを加え、ボトムエンドのあらたなポリフォニック・シンセシスを実現します。
Pファンクを彷彿とする70年代のクラシックなベース・サウンドをはじめ、新しいシンセベース・サウンドの扉をひらきます。
MultiFuzz™
ANDERTONファズサウンドの復活
MultiFuzzは、Craig Anderton氏の伝説的なQuadraFuzzマルチバンド・ディストーションを再現したものです。
Andertonは、入力信号を4つの別々の周波数帯域に分割してから、各帯域に独立して歪みを適用し、驚異のギタートーンを生み出す、画期的なコンセプトを開発しました。崇高なウォーム・サウンドから激しいディストーション・サウンドまでに及ぶ、様々な効果をもたらします。
ACE30
伝統的なギターアンプ
ビートルズ、U2のThe Edge、Queenのブライアン・メイ、トム・ペティ…彼らは、過去半世紀にわたってVox®AC30®を使用する象徴的なアーティストとして知られています。
DP内蔵のACE-30は、3種類のプリアンプ、2つのインピーダンス・レベル、および独立した制御と多彩なトーンのための独立したTremolo回路を備えた、ビンテージ・スタイルのAC30 / 6と最新のAC30 CC2Xのあらゆるニュアンスと独自性を忠実にモデリングしています。
VINTAGEとTONE STACK MODERNスイッチは、Voxが採用しているGibson®とFender®のトーン回路をも細部にまで忠実にモデルリングしています。 結果、本物のアンプサウンドをDPにもたらすことでしょう。
Soloist
MESA RECTIFIERサウンド
Soloistは、1990年代の壮大な2チャンネルMesa™Dual Rectifier Solo Head™アンプのモデルで、シリコン・ダイオード整流器と大胆な電源設定が適用されています。
タイトなアタック、多くのブライトネス、充分なヘッドルームを備え、そのクラシックなレクチファイアー・サウンドのためにすべてのコンポーネントに完全な設計が細部に及び為されています。
レッド・チャンネルとオレンジ・チャンネルのいずれかを選択し、オリジナルのアンプと同じように、独自のMesaチャンネルを使用します。伝統的なMesa Rectifierで奏でるギタートーンは、多くの歓声を集めることとなるでしょう。
Custom’59
ギターアンプを象徴する3つのモデルを1つのプラグインに
Custom ’59は、最も有名な3つのギターアンプを細心の注意を払ってモデリングされたDigital Performer内蔵プラグインですです。
Custom ’59 は、プリアンプ・チューブやその回路をリアルタイムで選択できるアンプ・モデリングです。
Fender Bassman®、Marshall JTM45®、Marshall JCM800®をモデルにしており、各アンプモデルのプリアンプ・チューブ、プリアンプ・サーキット、トーン・スタックを自由に組み合わせて独自のカスタムアンプを作成することができます。
Fender Bassman®
もともとFender PrecisionBass®用に設計されたFender Bassmanアンプは、ギタリストにもすぐさま普及し、おそらく最も有名で、かつ常に探求の対象とされたギターアンプとなりました。 クラシックな4x10デザイン(4つの10インチ・スピーカー)とヴィンテージの漆塗りのツイードカバーで、Bassmanサウンドはギタートーンの一つの象徴となり、ギター・ファンに欠かせないものとなっています。
Marshall JTM45®
1960年代初頭に発表されたMarshall JTM45は、基本的にはFender Bassmanのクローンでした。 エリック・クラプトンによって人気を博した、いわゆる "Bluesbreaker"アンプは、クラプトンが当時在籍したジョン・メイオールのバンドの名を冠したもので、彼は非常に歪んだJTM45を通してLes Paulを演奏していました。それ以来、JTM45は世界的に有名なギターアンプの象徴的存在とされています。
Marshall JCM800®
ギター・トーンが60年代から70年代に進化するにつれて、マーシャルは、80年代初頭までにより高いパワーチューブと50〜100ワットのパワーブーストで、このJCM800を開発しました。 その結果、アンスラックス、ジューダス・プリースト、アイアン・メイデンなどのバンドによってそのサウンドは幅広く一般にも周知され、今や定番のサウンドになりました。
Live Room G
Live Room Gは、現実空間のスピーカー・キャビネットをエミュレートしたエフェクトです。 Live Room Gはギター用です。
両プラグイン共に、4つのマイク・チャンネルを装備します(モノ・チャンネル1と2、ステレオ・チャンネル3-4)。各チャンネルではマイクの種類と配置位置が選択でき、プリディレイ(音がマイクに到達するまでの時間補正)3バンドのEQ、ソロ、ミュート・スイッチ、ボリューム・フェーダーを搭載します。
各チャンネルの出力音はDPのモノ、ステレオ・トラックに個別にサイドチェイン出力することができ、これにより、他のプラグインやオートメーション等のDigital Performerのミキシング環境を各チャンネルに適用することができます。
Live Room Gのキャビネット・モデル
4x12 モダン:最も歪んだサウンドを供給しますが、サンタナ・スタイルのリードにも使える優秀なキャビネットです。
4x12 ビンテージ:ビンテージ特有の暖かみを持つサウンドです。80年代、70年代のサウンドを再現します。
2x12 エース:VOX AC30モデル。
2x12 コンボ:サザンロックやカントリーギターに最適。
1x12 コンボ: 初代Boogie Mark IVモデル(ウォルナット・フィニッシュ・バージョンのオープンバック・キャビネットに入ったオリジナル12インチBlack Shadowスピーカーのモデル)
1x12 シトラス:Orange 1x12インチ・クローズド・バックエクステンション・キャビネットモデル。(Celestion Vintage 30スピーカー)
4x10コンボ:ブルース、ジャズ、ロック、カントリーに最適。
2x10 コンボ:チルテッド・バック・コンフィギュレーションのFender Vibrolux 2x10インチモデル。シングルコイル・ピックアップに最適です。
1x8 ジュニア:ロックやポップの歪んだリズムギターに最適。
Live Room B
Live Room Bは、現実空間のスピーカー・キャビネットをエミュレートしたエフェクトです。 Live Room Bはベース用です。両プラグイン共に、4つのマイク チャンネルを装備します(モノ・チャンネル1と2、ステレオ・チャンネル3-4)。
各チャンネルではマイクの種類と配置位置が選択でき、プリディレイ(音がマイクに到達するまでの時間補正)3バンドのEQ、ソロ、ミュート・スイッチ、ボリューム・フェーダーを搭載します。
各チャンネルの出力音はDPのモノ、ステレオトラックに個別にサイドチェイン出力することができ、これにより、他のプラグインやオートメーション等のDigital Performerのミキシング環境を各チャンネルに適用することができます。
Live Room Bのキャビネット・モデル
8x10 フリッジ:シールドAmpeg SVT-810モデル。
4x10 ジャイアントII:HFドライバをフルに絞ったリアポーテッドSWR Goliath IIモデル。
1x15 ポートテッド:フロントポーテッドAmpeg SVT-15モデル。
1x18 ビッグベア:リアポーテッドSWR Big Benモデル。
Live Stage
ライブパフォーマンスにも活躍するCPUパフォーマンス効率の高いキャビネットプラグイン
Live Stageは、Live Room GとLive Room Bの親戚にあたるようなCPU効率の高いシングルマイク・バージョンのプラグインです。キャビネットとマイクを選択し、ダンピングとディケイを調整し、あとは適正なレベルを設定、そして使用するキャビネットとマイク・ポジションを選択する、シンプルなプラグインです。
Live Stageは、Digital Performerをギターエフェクト・プロセッサとして使用しているギタリストに、ライブパフォーマンスでも最高の効果をもたすことでしょう。
Analog Chorus
真のアナログコーラス
CE-2™そしてCE-3™をはじめ、1970年代後半から80年代初頭にかけて非常に高い人気を博したBoss™CE "Chorus Ensemble"シリーズのフットペダルをモデルにしたAnalog Chorusは、あらゆる素材にマッチし、信じられないほどの豊かで心地良いコーラス効果を生み出します。CEシリーズは、特にギター、ベースとエレクトリック・キーボードのための究極のアナログ・コーラス・サウンドであると広く認識されています。シンプルなコントロール、オリジナルのハードウェア・ペダルのスポット・モデリング、そして非常に低いCPU負荷により、DP7から追加されたこのプラグインはすぐにDigital Performerユーザーの間で人気を集めました。
Analog Delay
ヴィンテージBUCKET-BRIGADEモデリングのディレイ・ペダル
Analog Delayは1980年代のクラシックなディレイ・ペダルとされるDOD™とElectro-Harmonix™に搭載されていたコンバータとBBD回路を忠実にモデリングしています。実機のようにREPEATノブを回すと自己発振します。Analog Delayプラグイン独自の4Xスイッチで効果が4倍になります。プラグインがオーディオの処理を続けている間は、ストンプ・スイッチをクリックしてエフェクトのスムーズなオン/オフが可能です。
Analog Flanger
オールドスクール・フランジャーの復活
Analog Flangerは、1970年代のElectro Harmonix社の Deluxe Electric Mistressをモデルにしたプラグインです。
Analog Phaser
驚異のフェイザー・サウンド
Analog Phaserは、1974年から1977年にかけて手作業で製作された "スクリプト・ロゴ" MXR™'74 Vintage Phase 90フェイザーのモデリングです。このペダル・エフェクトはエディ・ウ”ァン・へイレンによって広まった "ダーティー・フェイザー"サウンドを生み出します。
Clear Pebble
クラシックなELECTRO-HARMONIX ペダルのモデリング
Clear PebbleはElectro-Harmonix社の Small Stone phaserペダルをモデルにしたプラグインで、クラシックなジャズやフュージョンに使われたフェーザー・サウンドを再現します。MU-TRONのBI-PHASEに似たタイプで、クリーンなミュートしたギターやエレクトリック・ピアノに有効です。
D Plus
D PlusはMXR社の Distortion +™オーバードライブ・ペダルをエミュレートしています。数え切れないほどのレコーディングで使用されたストンプ・ペダルのひとつでランディー・ローズ(オジー・オズボーン)、ジェリー・ガルシア(グレートフル・デッド)、ボブ・モールド(HüskerDü/ Sugar)、ディブ・マーレ―(アイアン・メイデン)など、多くのミュージシャンに愛用されたモデルです。オリジナルのモデルと同じようにD Plusは、低ゲインのマイルドなディストーションから暖かいチューブのようなオーバードライブ、そしてサステイン豊かな「ファズ」まで、回路設計のシンプルさを考慮して驚くほど幅広いトーンを生み出します。このプラグインはジャズからヘビーメタルまで、多くの音楽スタイルに適しています。
Delta Fuzz
Delta Fuzzは、1970年代初頭に最初に発表され、カルロス・サンタナや、ピンク・フロイドの2つの大作”アニマルズ”と”ウォール”でディブ・ギルモアが使用したElectro-Harmonix®Big Muffπ®ペダルを忠実にエミュレートします。Electro-Harmonix社は長年にわたり会社としての浮き沈みがありましたが、Big Muffの独特の「持続的なグラインド」サウンドに対する需要はますます高まり、ニルバーナ、スマシッング・パンプキンズ、ダイナソー・ジュニアをはじめとする多くの80年代および90年代を代表するのバンドのレコーディングに使用されてきました。
Diamond Drive
Diamond DriveはVoodooLab®Sparkle Drive™ペダルをエミュレートします。これは実機自体がIbanez TS9™のクローンですが、革新的なクリーン/サチュレートのクロスフェーダーを備えています。オリジナルのクリーンな信号をミックス・バッグすることでオーバードライブされ、サチュレーションを加えます。その結果、クリーン・ブースターとしての効果や、ペダルの最終段に設置し、トラックにクリーンなサチュレーションを与えます。
Dyna-Squash
究極のギター・サスティン・スイッチ
MXRの「スクリプト・ロゴ」Dyna-Comp™コンプレッサーをモデルにしたDyna-Squashは、最大60dBゲイン、0.7vの絶対ハードニー、1ミリ秒以下のアタック・ダイナミクス、そして非常に遅い(> 1s)リミッターとして有名です。オリジナル「スクリプト・ロゴ」のDyna-Compは、さまざまな著名ギタリストの使用するギアとして定番とされています。Dyna-Compは従来から市販されており、ギターのサステイン・ペダルとして使用されていました。もちろんDPのDyna-Squashはギターに使用することもお勧めできますが、スネアドラム、ボーカル、またはスカッシュを必要とするオーディオ素材にも活用できます。
Hi-Top Booster
リード・サウンドをスイッチひとつで
ハイトップ・ブースターは、ブライアン・メイおよび他の多くのギタリストによって使用されたDallas Rangemaster™トレブルブースターをモデリングしています。このクラシックのハードウェアのクローンとして、Strangemaster™、Java Boost™、Brian May Treble Boost™、その他いくつかのモデルが挙げられます。 Hi-Top Boosterを使用してDPのCustom'59とLive Room G(Vintage 4 x 12 )を使用してみましょう。1970年代の "glam"ギタートーンを再現できます。
Intelligent Noise Gate
Intelligent Noise Gateは、AC電源の干渉を受けやすい録音機器用に特別に設計されたノイズゲートです。 電源周波数のわずかな変動を微調整して、バズやハムノイズを簡単に排除します。
RXT
RXTはPro Co Sound™によって1978年に手作業で製造されたThe Rat™ディストーション・ペダルをエミュレートしたプラグインです。Ratストンプボックスは今もなお世界中のミュージシャンに愛用され、ニルバーナ、ソニックユースおよびレィディオヘッドのように今後も語り継がれるサウンドの核となるでしょう。
Springamabob
ビンテージ・スプリングタンク・リバーブ
1960年代サーフロック・ギターのサウンドで人気を博したスプリング・リバーブは、今もなお、あらゆる楽器やトラックに紛れもなく素晴らしいテイストを与えます。Springamabobはロング・ダブル、ロング・トリプル、ショート・トリプルからなる3つの異なるスプリング・タンクのそのものを再現します。
Tube Wailer
Tube Wailerは、真空管をドライブした際に得られる「軽妙な」ディストーションにちなんで名付けられた、Ibanez®TS-9 TubeScreamer®オーバードライブペダルをモデリングしています。Tube Screamerの回路は、過去30年間にわたり楽器業界全体のディストーション・ペダルの基礎として認知されてきました。その人気のために、チューブスクリーマーは、市場でも最も多く「改造された」(モディファイされた)ペダルの1つです。Digital PerformerのTube Wailerエミュレーションはユーザー自身のモディファイも可能にします(帯域幅を広げるために普通のシリコン・クリッパー・ダイオードからゲルマニウム・ダイオードへの置き換えをシミュレートした「ダイオード」スイッチを切り替えてお試しください)。
ÜberTube
ÜberTubeはIbanez®Super Tube™オーバードライブ・ペダルをエミュレートしたもので、Ibanez Tube Screamer™の血縁にも位置付けられますが、更にミッドブースト・コントロールが追加されています。
数年後、Tube ScreamerはMaster Seriesに移行し、そこで単にスーパーチューブ™(STL)と改名されました。
Wah Pedal
ワウペダルなしではペダルボードは完成しません。このプラグインは、ワウペダルそのものをシミュレートし、納得の行くまで、とことんカスタムが行えます。ギター、ベース、キーボードや他の楽器にも使用できます。 従来のワウペダルとしてライブ演奏をしたり、オートメーションを使ったより高度でオリジナリティあふれる効果を演出します。
Tuner
正確なチューニングを可視化
Digital PerformerのTunerプラグインを使用すると、ギター、ベース、サックスや、あるゆる楽器をすばやくチューニングすることができます。他のプラグインインサートの前後にプラグインとしてロードし、各弦(または楽器のピッチ)を確認して、完璧なチューニングをしましょう。入力信号のハーモニクスが複雑になるほど、LEDの帯域は広くなります。ギターの弦がすり減っている場合、チューナーのLEDメーターでも状態を視認することができます。また、その他に音叉としても用いれる任意設定可能なテストトーンの生成も可能です。