Digital Perfomer Tips【センド / リターンループを作成する】


 

複数のトラックに同じエフェクトを使用したい際、個々のトラックにエフェクトを一つ一つインサートすると、その分コンピューターへの負荷が大きくなってしまいます。

このような場合はセンド / リターンループを作成し、エフェクトを複数のトラックで共有して、コンピューターのパワーを節約しましょう。

※例としてステレオオーディオトラックを使用して説明します。

ミキサーウィンドウを開き、センド / リターンループを作成したいトラックのセンドスロットをクリックします。

表示されるメニュー内より”新規Auxトラック(新規ステレオバンドル経由)”にカーソルを合わせ、”bus 1-2″をクリックします。

この操作でインプットがbus 1-2に設定されたAuxトラックが新たに作成され、ステレオトラックのセンド先として自動的にルーティングされます。

ステレオオーディオトラックの隣にAuxトラックが表示されます。

例として、AuxトラックにリバーブエフェクトのeVerbをインサートして、ステレオオーディオトラックから音を出すと、トラックで指定してあるアウトプットとは別に、音声信号がAuxトラックにも送信され、エフェクトの効果が効いた音が同時に出力されます。

複数のオーディオトラックからAuxトラックに音声信号を出力する場合は、それぞれのトラックのセンドスロットをクリックし、Auxトラックのインプットバスを選択します。今回の説明ではAuxトラックのインプットバスはbus 1-2となりますので、センドスロットからbus 1-2を選択します。

 

センドセクションの概要:

センド値:バス(Auxトラック)に送る音声信号の量をノブで調整します(- ∞ ~ +6.00dB)。ノブをダブルクリックするとデフォルトの値(0db)に戻ります。

センドスロット:音声信号をセンドしたいインプットバスを選択します。

ミュート:センドのミュートのオンオフを切り替えます。

プリ / ポストフェーダー:トラックのチャンネルフェーダー前の音声信号をバスへ送る(プリ)か、後に送る (ポスト)かを決定します。プリフェーダー時はボタンが点灯します。プリフェーダーに設定している時は、センドレベルはトラックのメインボリュームフェーダーの影響を受けません。

ステレオパンナー:パン(音の左右の定位)を調整します。ノブをダブルクリックすると定位がセンターに戻ります。センドスロットでモノラルのバスを選択している場合は表示されません。

 


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