Live 10 Suite
Live 10:機能比較表
Live 10には、Intro、Standard、Suiteの3種類があります。主要な機能は共通していますが、StandardとSuiteには、追加機能、インストゥルメント、Pack、エフェクトが付属しています。
Live 10:新機能と変更点

Live 10 のご紹介
さらに多彩でクリアなサウンドを生み出す新しいデバイスを搭載したLive 10。ワークフローが大幅に向上し、さらにスムーズな音楽制作が可能になりました。
Pushを使えば、コンピューターの操作にわずらわされることはありません。新たに厳選したサウンドライブラリーで自分だけの音楽を構築できます。さらにMax for Liveと完全に統合したことで、Liveの可能性は無限大に広がります。

Live 10の新デバイス
Wavetable、Echo、Drum Buss、Pedalの4つのデバイスを新たに搭載。これにより、Liveのインストゥルメントとエフェクトを使った多彩な音作りが可能になります。

Wavetable
直感的に演奏できるWavetableは、無限の可能性を秘めたAbletonの新型シンセサイザー・エンジンです。アナログシンセや楽器音のほか、さまざまなサウンドの波形から構成されるウェーブテーブルを使って、ストレッチやモーフィングといったサウンドメイキングが可能。シンセサイザーに詳しくなくても、すぐに音作りを始められます。直観的に操作できるインターフェースで多彩な音色と音作りの可能性を追求します。

Echo
アナログとデジタルの伝統的なハードウェア・ディレイサウンドをひとつのデバイスで実現するEcho。新たな定番ディレイの誕生です。アナログモデル・フィルターで変化させた音にノイズや揺らぎを加えると、ビンテージ機材に特有の不安定さを演出できます。モジュレーションやリバーブと組み合わせれば、拡散していくサウンドスケープから悲鳴のようなフィードバックまで、さまざまなサウンドを制作可能。

Drum Buss
Drum Bussを使えば、ドラムサウンドの編集をひとつの場所で完結できます。温かみや歪みを加えるドライブとクランチ、ダイナミック系を操作するコンプレッションとトランジェント・シェイピング、低域の鳴りやディケイを細かく設定する専用セクションなど、微細な変化から大胆な音作りまで自由自在に編集可能です。

Pedal
オーバードライブ、ディストーション、ファズといったギターエフェクトを回路レベルまでモデリングしたPedalにより、アナログエフェクターならではの音色をLiveで表現できるようになりました。ボーカルや楽器に温かみを加えたいとき、シンセサウンドの勢いを増したいとき、ドラムの音を完全に破壊して作り変えたいときなど、「繊細」から「過激」な音作りまで対応します。もちろん、ギターとの相性も抜群です。
Capture
レコーディングを考えていないときに思いついたアイデアでも、Liveに取り込んで音楽にしていくことができます。MIDIトラックを作成して再生状態にしておきます。演奏を行い、いいと思えるフレーズが鳴らせたら、Captureボタンを押します。Liveが自動でテンポとタイミングをマッチングするので、演奏したメロディやグルーヴがきれいなループになって再生されます。Captureを使って楽曲を作り込むこともできます。新しいパートを加えられるほか、現在のトラックにMIDI信号をオーバーダブできます。上手く演奏できたときにCaptureを押すだけなので、作業を中断することなく制作を進められます。

複数のMIDIクリップの編集
ドラム、ベース、コード、メロディといった複数のパートを組み合わせた制作が可能です。セッションとアレンジメントのどちらのビューモードでも、ひとつの画面上に複数のMIDIトラックとクリップが表示されるので、より効率的な編集が可能になり、トラック間の関係性が理解しやすくなりました。

シームレスなアレンジメント
アレンジメントビューが使いやすくなり、すばやい編集と効率的な作曲が可能になりました。クリップのストレッチや、クリップに含まれる要素のスライドが簡単に行えるほか、アレンジメントビュー内で動作する新たなクリップ・インタラクション機能を使って、オーディオ・フェードを行うこともできます。オートメーションでは、グリッドスナップ、豊富になったブレークポイントなどを使って、さらに多くの要素をコントロールできるようになりました。
キーボードのショートカット機能を使えば、必要な操作を素早く行うことができます。全トラックのオートメーション表示の切り替え、ソングの選択範囲のズームイン/ズームアウト、クリップのナッジ、オーディオの編集(逆再生など)のほか、さまざまな操作が可能です。
大幅に向上したワークフロー

ブラウザーコレクション
デバイス、プラグイン、サンプルなど、お気に入りのものがあれば、すぐに使えるようにまとめておけます。色分けしたコレクションを作成すれば、ブラウザー内ですぐにアクセス可能です。

ノートイベントをさかのぼって追跡
ノートイベントの途中から再生してもノートオンがトリガーされるようになりました。長いパッドを鳴らすとき、これまではそのパッドの最初までクリップを戻す必要がありましたが、Live 10では途中から再生してもノートオンがトリガーされてパッドが鳴ります。

インプットとアウトプットの名前変更
Liveのインプットとアウトプットに分かりやすい名前を付けられるようになりました。これでお使いの楽器やハードウェア機材のルーティンを間違えることはありません。

ミックス機能の進化
ゲインレンジが向上したことで、Utilityを活用したボリュームのオートメーションを行えるようになり、ミキサーを操作する必要がなくなりました。UtilityのBass Mono機能や、10Hzまで周波数レンジを拡張したEQ Eightを使えば、さらに的確な低域コントロールを行えます。ミキサーのスプリット・ステレオ機能では、ステレオチャンネルに入力されている個々のチャンネルを柔軟に配置できます。

グループ内に別のグループを作成
柔軟性の高いミックスが可能になりました。グループ内の各要素、下部グループ、バス全体など、さまざまな範囲を指定して編集を行えます。セットの管理もこれまで以上に簡単になりました。トラック数を増やして複雑なアレンジメントを施す場合でも、さまざまな組み合わせのグループでトラックをまとめられるので、全体像を容易に把握できます。

表示の見やすさと使いやすさ
洗練されたグラフィックと色使いにより、Liveのユーザーインターフェースは見やすく進化してきました。使いやすく最適化したテーマを複数用意しているので、どの環境でも分かりやすく制作を行うことができます。

Liveの可能性をさらに広げるPush
Live 10により、Pushは新機能に加え、高い視認性を獲得しました。アイデアの模索、MIDIの編集、音作り、ミキシングなど、さまざまなことをPush上で行うことが可能になり、PCを操作する時間がこれまで以上に少なくなります。

新しいサウンドライブラリ
新たなPackが追加されたLive 10には、音楽制作ですぐに使える便利なサウンドを豊富に搭載しています。Packのサウンドは、さまざまな用途で使われることや変化を加えられることを前提にまとめられています。さらに、欲しいサウンドをすぐに見つけられるようにライブラリの構成を見直しました。

処理の最適化・高速化
すばやく安定した動作で簡単にMax for Liveを使えるようになりました。システム内部が大幅に向上したことで、Max for Liveのデバイスをすばやく呼び出せるだけでなく、CPUの負担が少なくなりました。「Liveのデバイス」として統合されたことが実感できます。

さらに細かくMIDI対応ハードウェアを操作可能
Max for LiveでSysExの送受信が可能になりました。これにより、バルクダンプによる全プリセットのバックアップや、パラメーターのコントロールといった操作など、MIDIに対応したハードウェアをさらに細やかにコントロールすることができます。さらに、独自のコントロールパネルを作成することでハードウェアの操作方法を好きなように設定可能です。

マルチチャンネルオーディオ
Max for Liveへ新たに加わったオーディオ・ルーティングでは、サラウンドシステムでのミキシングが可能です。パフォーマンス、インスタレーション、劇作品など、マルチチャンネルスピーカーを使用する場面では、内蔵のSurround Pannerデバイスを使用してください。
OS対応状況
Plugin対応状況
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JANコードシステム要件 MacOS X 10.11.6以降 Intel® Core™2 Duo Processor(Intel® Core™i5 processor以上を推奨) 4 GB RAM(8 GB以上を推奨) 1280x800のディスプレイ解像度 Core Audio準拠のオーディオインターフェイスを推奨 プログラムのインストール用USBポート(USB 2.0以上) Liveのオーソライズ時に使用するインターネット接続(追加コンテンツのダウンロード時とLiveのアップデート時にもインターネット接続が必要|高速インターネット接続を推奨) システムドライブの空き容量:約3 GB(基本インストールに必要|8 GBの空きディスク容量を推奨) システムドライブの空き容量:最大76 GB(追加可能なサウンドコンテンツのインストールに必要)システム要件 PCWindows 7(SP1)、Windows 8またはWindows 10(64ビット) 64ビット Intel®Core™またはAMD multi-core processor(Intel®Core™ processor以上を推奨) 4 GB RAM(8 GB以上を推奨) 1366x768ディスプレイ解像度 ASIO互換オーディオハードウェア(Link使用時に必要|最適なオーディオパフォーマンスの実現に推奨) プログラムのインストール用USBポート(USB 2.0以上) Liveのオーソライズ時に使用するインターネット接続(追加コンテンツのダウンロード時とLiveのアップデート時にもインターネット接続が必要|高速インターネット接続を推奨) システムドライブの空き容量:約3 GB(基本インストールに必要|8 GBの空きディスク容量を推奨) システムドライブの空き容量:最大76 GB(追加可能なサウンドコンテンツのインストールに必要)ダウンロード版に含まれるものLive 10のインストーラー(ユーザーのアカウントページからダウンロード) PDFマニュアル(インストーラーに付属) パッケージ版と同内容のサウンド(「お客様のPack」からダウンロード可能)パッケージ版に含まれるものLive 10のインストーラーと付属のPackが入ったUSBスティック